仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法
デビッド・アレン, 森平 慶司
ちょっと前までは、Amazonでも3〜4週間待ちだったのが
増刷がかかって、すぐに手に入るようになりましたね。
さっそくゲット。
うーん、これはなかなか良いかも。
方法論もシンプルだし、「それができれば……」みたいな印象は
今まで読んだ仕事術系の本の中では、一番低い気がする。
なによりも、自分的に「納得!」したのが
仕事の効率や精度をあげるために……というスタンスではなくて
常にリラックスした状態を作り上げるために……というスタンス。
(リラックスした状態が、一番生産性が高く
それゆえに、仕事の効率や精度が上がるという考えなので
もちろん、ただリラックスするためなわけではないのですが)
なるほど、確かに、過去自分がスムーズに仕事が出来たときというのは
著者の言っている「水のような心」、心の中になにもひっかかりがなく
ストレスを感じない状態だったなぁと思い至りました。
そのためには、心の中のひっかかりになることを
すべていったん頭の外に出し、システマチックな処理にかけることで
あれこれ気にしたり、不安になったりする状況を回避する必要が
あるわけですが、その方法論がしっかりと書かれています。
……が、本当に残念なことに訳がひどい。
こういう本は、普通さらさら〜っと読めるものだと思うのですが
もう、ひっかかる、ひっかかる。
なんとうか、元の英文が思い浮かびそうな日本語。
途中で、何度となく悲しくなります。
おまけに、輪をかけてレイアウトもひどい。
秩序のない余白の使い方が、これまた読むのを邪魔します。
とはいえ、内容的には非常に満足したので
これは試してみよう! と思っています。