ひとひら 2 (2)
桐原 いづみ
元演劇部の性で、演劇部モノのマンガには
つい手を出してしまいます……。
と言っても、『ひとひら』は女優魂炸裂! みたいな話ではなく
どっちかというと、演劇を通した主人公の成長物語という感じ。
なんたって、主人公の女子高生・浅井 麦ちゃんは
極度のあがり症で、緊張すると声も出せなくなっちゃいますから。
口癖は「無理です」「出来ません」なので、たびたび挫折しますが
優しくもゴーイングマイウェイな部員たちに支えられて
ちょっとずつ前向きになっていきます。
演劇経験ゼロなのに、主役に抜擢されちゃうわけですが
経験上、こういう極端にあがり症な人は
化けると、行くとこまでいっちゃったりするので侮れません。
主役を張るお芝居の幕開け直前で2巻が終わっているので
3巻で麦がどう成長するのかが楽しみですね。
あまつき 3 (3)
高山 しのぶ
どこの本屋へ行っても平積みされているので読んでみました。
ジャンル分けするとタイムスリップものですが
設定がちょっと変わっていて、なかなかおもしろいです。
六号鴇時(りくごうときどき)なんつーゴツイ名前のわりには
ゆるーい感じの主人公がいい味出してます。
ギャグ顔になったときがかわいい〜。
3巻まで読んでも、まだまだ始まったばっかりという感じなので
今後の展開に期待大です。
Aventura 1 (1)
翠川 しん
剣と魔法とアドベンチャーのファンタジーもの。
イラストレーターさんのマンガだけあって絵がキレイ!
背景や小物も細かく描かれていて、世界にどっぷりひたれます。
特に人間以外のキャラクターがかわいくて
燭台さんはお気に入りです。
個人的には、主人公のルーウィンよりも
クールなクォルファ先生の過去が気になりますね。
↑まだ1巻なのに、もういきなり主人公を無視。